VJseminar 2015 |etc|  VJ用マシンはmacが良いか、windowsが良いか



良く聞かれる質問に、VJ用のマシンは macとwinのどっちがいいのか、という話がありますが、どっちでも良いのでは?というのが個人的な見解です。

普通にクラブぐらいだったら趣味の問題だと思っていますが、プログラミングやマッピングが入ってくると様子が違ってきます。


自分の周りの主な流れとしては
・windowsでTouchDesigner でマッピング
・MacでMadmapperでマッピング

という2種類に概ね分かれます。
ちなみに自分の場合、最近は随分アナログな方法でやってる場合が多いです。
特に舞台などの場合

マッピングソフトでマスクデータをとって、それを元にAEでQTファイル自体にマスクかけて再度レンダリング>通常の GrandVJでポン出し 

というやり方が多いです。
これには、現場で高性能のAE入りマシンを持ちこみ、照明のシュートとかをやってる合間合間にぱぱっと編集できる腕があるのが前提です。作業効率的にはあまり頭のいい方法ではありませんんが、この方法のメリットとして

送出機のシステムが物凄くシンプルになる

という利点があります。
なにせ、一度AEに戻ってマスキングされたデータを送出しているだけなので、処理としては非常にシンプルです。MacBookAirでも十分なぐらいです。


自分は心配性なので、「まったく同じセッティングを2セット持ち込める事」を心がけています。
あまりに時間に追われて本番直前まで編集してリハができず、結局本番もトラブった苦い思い出があるので、以後はクライアントのどんな強い希望だろうと、リハ以後のデータさしかえは一切対応しないことにしました。

そもそもセッティングの時間が無い場合は、

VJミキサー>HDMIキャプチャーボード>Madmapperの入ったMacBookAir>プロジェクター 
という流れの時もあります。

こちらのやり方については、

VJSEMINAR2015 | 中級編 | プロジェクションマッピング時の機材の連携の仕方

にまとめておいたので、気になる方はこちらをご覧下さい。


なお、今でもHDDの回転数だけはどうしてもボトルネックになるので、windows,mac関わらず
・ストレージはSSDタイプか、7200回転のハイブリッドHDD
・グラフィックボードが独立したタイプのもの
・なるべくメモリいっぱい

が必須条件になると思います。
とはいえ、最近のMacbookAirでも余程高解像度の映像を同時に再生しない限りカクつかないので、ラップトップのハードルは下がってきていると思います。

最近は、VJとひとくくりにいっても案件によってセッティングが随分変わるので、小型のやつを2,3台持ってる方が楽なよに思います。

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